-
水に映る影 (8)2006.08.05 Saturday
-
ここに最後の重要なモティーフがあらわれます。前述B'の58小節の右手の旋律がそのまま60小節の右手にあらわれます。61小節の右手から左手にスラーで結ばれた旋律(F-Db-Eb-Cb-Db)までの2小節をワンフレーズとして考えてよいと思われます(Eb9(13)の構成音→全音音階)。62〜63小節で繰り返し、64小節では61小節の旋律のみを再度繰り返します。63小節の左手のアルペジオは61小節のそれとは異なります(Db9/Ab)が、響き的には全音音階ふうですね。64小節では左手のアルペジオは完全に6全音音階で響き、この1拍目はそのまま65小節に使われています。
62〜64小節のベース音に注目してみて下さい。ドビュっ氏は平行進行をよく使っていますが、ここのように4度や5度を連続させた進行(Eb→Ab→Db)も使っています。
また、ちょっと込み入った譜面になっていますが、音符のみに気をとられてはいけません。63小節からこまめに指示された強弱記号とテンポ記号も正確に表現しなくては、続くbへスムーズにつながりません。
- この記事のトラックバックURL
- http://cathedrale.pianic.net/trackback/204828
- トラックバック








